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現在、大阪で牧師の働きをしているHide牧師(元旭川ナザレン宣教師)によるメッセージと 現在中高科の主任教師であるAyumi先生によるメッセージです。
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「イエスの愛・あなたの尊さ」 マルコ6:30~44    2007年 6/17

2. イエスはあなたにして欲しいと願っていることがあると信じよう。

このところで、イエス様は群集に教え続けていましたが、気が付くともう暗くなり始めてきました。
その時、弟子たちは「もう遅いので、彼らを解散させて、それぞれ夕食を食べるように村々に行かせましょう。」とイエスに言いました。
弟子たちはこの場所に来た目的を思い出していたかもしれません。
もしくは、自分たちが一番お腹が空いていたのかもしれません。
しかし、イエス様はここで弟子たちに命じます、「あなた方が食事を与えなさい、」と。イエス様は人々の体の必要も忘れてはいませんでした。
彼らをお腹が空いたまま帰したくなかったのです。なんという愛でしょう。
そして、これは弟子たちへのチャレンジでもありました。
弟子は答えます、「200デナリ分のパンを買ってこいってことですか。無理無理。そんなお金もなけりゃ、そんなにたくさん売ってる店なんかありゃーしないさ。そんあ時間もありはしない。」 イエス様の命令にすこし呆れ顔の弟子たち。
イエス様は「パンはいくつあるか、見てきなさい」と弟子たちに命じます。
そこで行って探したのですが、弟子たちは5つのパンと2匹の魚を見つけるのがやっとでした。
かも、他の福音書によると少年の捧げ物だったのです。少年が食べて満足するくらいの量でした。
しかも、このパンはロールパンくらいの大きさであり、大麦で作ったパンで最も貧しい者の食物であり、一番安く、一番粗末なものだったのです。

ここで、3つの視点に注目してみましょう。1つは弟子たちの視点です。
弟子たちは群集を帰らそうとしたとき、それぞれ勝手に食事をさせたらいい、誰かがお世話するだろうと考えました。
自分の必要を見ていました。イエス様に食物を与えるよう言われたときは、「買うお金も、食物も持ってない」と、無いものを見ていました。
そして、少年が捧げたとき、「これが何の役に立つのか、5000人以上いるのに、これしかない・・」と思っていたのです。
彼らの答え方をみてください、「5つのパンがあります。それに魚が2匹・・・」、なんと失望に満ちた言い方でしょう。
他人まかせ、自分中心、不足感、不満足、これが弟子たちの視点でした。

2つ目は少年の視点です。弟子たちが「誰か食べ物もってませんか~?イエスさまが探してます。」と探し始めると、少年はそわそわし始めます。「どうしよう、こんな食べ物だけど・・」と少しためらいながらも、自分のお弁当をイエス様に差し上げようと決心したのです。
きっとこれがすべての人を満腹させるとは考えもしなかったでしょう。
ただイエス様に食べてもらいたかった、それだけだと思います。単純な気持ちです。
5000人以上の人々がいたのなら、きっともっと食物はあったでしょう。多くの人が自分のために隠していたかもしれません。
少年も隠すことができたかもしれない。イエス様は奪い取ることはなさらなかったでしょう。
しかし、少年はイエス様が食物を必要としていると聞き、ただ捧げたのです。イエス様の必要、これが少年の視点でした。

そして3つ目に、イエス様の視点です。イエス様はいつも人々の必要に目を留められました。
疲れて、休みにきたにもかかわらず、人々の必要を見て、教えられました。
夕方になると、腹ペコで人々を帰したくないと思いました。
誰かがするだろうではなく、イエス様は弟子たちに「あなたがしなさい」と言われました。
そして、弟子たちが無理だと思っているとき、「何があるか」探されました。そう、イエス様は知っています。必ずいつも何かあるのです!
あなたにも捧げることのできる何かがいつも必ずあります!
そして、イエス様はその「ある」ものを感謝し(捧げた者を感謝し)、用いて御業を成されるのです。
イエスは5つのパンと2匹の魚を手に取り、感謝し、パンをさき、弟子たちに配らせました。
そう、弟子たちにです。そう、私たちにです。イエスがあなたにして欲しいと願っておられることがあります。
毎日、誰かに対して愛を表すことを願っておられます。
「誰かがやるだろう。自分には何も与えるものはない」などとは決して思わないでください。
神さまがあなたにその必要を見せた以上、神様はすでにあなたに「何か」を与えておられます。信じますか?
それをパンをさいて配るように、自分の内からさいて与えるのです。イエスはあなたにして欲しいと願っておられることがあると信じましょう。
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